連載コラム

第176号「新年のご挨拶」岩城生産システム研究所岩城 康智

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は色々な意味で変化の年でした。今年はその変化がどのような未来をもたらしてくれるのか? 希望より不安のあるスタートとなっているのではないでしょうか。多分それは大きな時代の節目にあり多くのチャンスとまだ見えぬリスクが感じられるためではないでしょうか。
リスクを恐れるがために判断を遅らせることは、チャンスをみすみす見逃すばかりか、さらに大きなリスクを呼び起こすことになるでしょう。
このような情勢においては、トップの実行力が大きく試される時といえます。
また、決断のためには確かな情報、特に自社の優れている事項VS劣っている事項がわかってなければ大きなリスクを伴うでしょう。
このような判断を行う上で間接部門(ホワイトカラー)が大きな役割を担うはずです。しかしながら一般的に我が国のホワイトカラーの生産性はたの先進国に比べ大きく劣り、時代に乗り切れないことが過去にも度々あったことは、“ブルーカラー“の優秀さにもかかわらず苦渋を舐めてきた一因でもあるのです。
 今此処に企業の全体効率の向上と限りない優良企業を求めて、今年も全力を尽くす所存です。