連載コラム

第164号「新年おめでとうございます」岩城生産システム研究所岩城 康智

 昨年に続き継続した成長をする為には、他のアジア諸国との連携が重要と思います。よく品質競争はしても価格競争はいけないと言われますが、よく間違われるのは、良い品質の意味ではないでしょうか。
一部のメディアはいたずらに高い品質を匠と呼び、これこそ生き残りの方向と謳いますが、一部の工芸品はともかく、我々が進めている物はあくまでも量産製品の話で狙いの品質と言うのは、安くてよい物に限られるのです。
これを実現し更に他のアジア諸国に対抗する為には、組織全体の効率化を進め、なお一層の全体効率の追求を実現する必要があります。この為には我々の活動に対する理解を製造現場だけでなく組織全体に広げることが不可欠となります。
その上、海外に於ける良い日本製品へ対する期待はますます高くなっており、これに応えるためにもコスト+品質を旗印に進んで行かなくてはなりません。
この実現の為に今年も一丸となって頑張って行きたいと思います。