かねてから準備中の経営革新ゼミを、9月25日茅野市の蓼科高原で行う。当日は、弊社の指導先の数社の、役員の皆さんが対象者である。
その内容は、これまで当社のホームぺージに連載した、「経営思想の改革とその実践」に沿って行う予定であるが、今回を始めにして、ゼミの内容を一層充実して、現在の我が国の経営活動に、名実ともに一石を投じうるものにしていきたいと思っている。
この経営革新ゼミの教材である、「経営思想の改革とその実践」について、先日脱稿し、読み返えしてみると、「全員の経営参加を進め、そこで働く人々の智恵と成長に、会社の総てを託す」の主張を軸にして、全体の業務の在り方につき、実務的に纏める事が出来ているように思う。
その最大の特徴は、生産革新から経営改革に向かっての、我々の実際の日々の活動によって裏打ちされていることであろう。この点が、資料調査や該当する企業の視察をもとにした、通常のこの種の出版物とは、大きく異なる点である。いろいろな提言や意見は述べるが、その実行の段階まで踏み込んだものは、あまり例を見ないが、今回の出版はこの点を十分充足していると思う。
即ち、我々が接するいろいろな事象に対する理解度は、自らの実体験の中で感じ取ることに勝るものはない。今回の経営改革の内容は、何十年間もの長い期間を通じての、実際の経営改革の作業を通じて、醸成されたものである。その著書の内容はともかくとしても、約半世紀もの長い期間、経営改革を推進し続けていること自体、あまり例のないことである。その長年にわたる豊富な活動量こそ、多くのノウハウを創造する、貴重な場となっている。
以上
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