発行者 岩城生産システム研究所

 編集者 IPSインターナショナル
   平成22年 9月 1日発行 第121号
 ― 目 次 ― 

  
 連載コラム「今年の猛暑」 岩城生産システム研究所 岩城 宏一



「今年の猛暑」

岩城生産システム研究所
代表取締役 岩城 宏一

今年の暑さは格別である。特に関東でも常に話題になる、熊谷市に近い我が家で、無事に過ごすことさえ大変である。
 案の定、家内が熱中症気味で寝込んでしまい、急遽 蓼科の山中へ連れてきている。朝晩のひんやりとした高原の冷気の御蔭で、だいぶ元気を回復し、いつものように、盛んに口喧嘩をしかけてきてくれる。
 先日買い物先で、10年来の友人からのメールを受信した。それは、彼の簡単な近況報告と、私の誕生日のお祝いのメッセージであった。今日は8月9日、確かに私の誕生日である。何時の間にか誰かに声をかけてもらわないと、自分の誕生日さえ忘れてしまっている。
 いろいろなリスクの中で、この年になるまで無事に元気で過ごすことが出来たことは、まさに幸運の一言に尽きる。幸い現在も、自分ではさして老いを感じることなく、仕事や遊びごとに精力的に時間を費やしている。これまでの人生の中でも、今が仕事も遊びも最も進歩しているように思う。
 このホームページで掲載した“経営思想の改革と実践”の原稿も書き進み、あと僅かになった。物心のついた昭和20年8月の終戦の日から65年間、人々の生活や産業の変遷の中で生きてきた。すべてが焦土化した無の中から、今日の繁栄が築かれてきた過程のいろいろな出来事が、自分の記憶の中に鮮明に残存している。
 当時御目にかかった経営者の方々の経営思想や行動力は、漠然と自分達が当然学び継承するもの程度で、明確には理解していなかったが、現在まで年輪を重ねた御蔭で、今ではかなりはっきりと、その実体を描くことが出来る。恩師達の経営者としての在り方を、今回の原稿で出版物として残しておきたいと思っている。
 ゴルフも長年精力を投入してきている一つであるが、自分が思っているほど上手ではないらしく、仲間達の陰口と実際のスコア―がそれを証明している。しかし、今回は少々感触が違い、確かに壁を破ったと思っている。このようなことは、いつものことであるが。その根拠は、依然として向上するための努力をしていること。楽にクラブが振れてヘッドスピードが待望の40m/秒に届いたこと、ショットのミスが減ったこと等である。しかし、それが本物であるかどうかは、9月末に予定している、ルビコンクラブの面々とのラウンドが証明してくれる。
  以上


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