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発行者 岩城生産システム研究所 編集者 IPSインターナショナル |
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平成21年1月1日発行 第081号 | ||||
― 目 次 ― | ||||
◆ 「新年を迎えて−難局を好機に転換する―」 岩城生産システム研究所 岩城 宏一 |
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「新年を迎えて−難局を好機に転換する−」 | ![]() |
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2009年1月1日 滑竢髏カ産システム研究所 代表取締役 岩城 宏一 |
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皆さん明けましておめでとう御座います。皆さんお揃いで輝かしい新年を、お迎えのこととお慶び申し上げます。私共もつつがなく、新年を迎えることができました。これも皆様の一方ならぬご支援の賜物であり、厚く御礼申し上げます。 さて本年度は、これまでに類を見ない程の深刻な状況が、差し迫ってきております。しかし、幸い皆様方は、今日まで真剣な体質強化の活動を続けてきております。その結果無駄の削減によって、各社とも生産現場を軸に、会社全体が筋肉質の体質に生まれ変わっており、このことが、迫り来る難局を突破する上での、重要な武器であります。 このような時期に崩壊していく典型的な企業は、景気の回復を待つのみで、難局突破のために、自ら何も行動を起こさない会社であります。このような時期に良く見かける対応は、せいぜい残業費や交通費等の経費削減の域に留まり、全社挙げての本格的な行動を起こせないのが普通であります。即ち、この時期に“何をすれば良いのか判らない”“判っても改善活動に日頃からなじんでいないので、誰も動けない”というのが実情であります。 しかし、皆さんは“何をどのレベルまで改善しなければならないか?”また “誰がどのようなやり方で、いつまで改善するか”等は、日々の改善活動の延長線にあるため、具体的に把握しているのです。このことが、迫りくる危機をただ傍観して過すのではなく、積極的に立ち向かっていける重要な点であります。 その対応の具体的な的な進め方は、予定されている体制造りを、この状況に合わせて、繰り上げてすすめることになります。即ち、正確な流れを完成し、管理された流れづくりまで、今年中にはやりきりたいと思います。そのための具体的な取り組みは、以下の二点集約されます。 第一は全社の仕掛品を半減し、当面のキャシュフローを改善すると同時に、全社の仕事の連携を一層強め、会社組織の強化を進める。 第二は、品質不良の70%以上の削減を行い、当面の損金の削減をはかると同時に、品質保証方法を検査から工程での保証に代える。 私共も皆様と共に、上記課題を重点に全力上げ取り組んで参いりますので、一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。 敬具 |
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