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発行者 株式会社岩城生産システム研究所 編集者 有限会社IPSインターナショナル |
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平成17年7月1日発行 001号 | ||
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「岩城生産システム研究所NEWS」第1号を発行させていただくことになりました。 今後、トヨタ生産方式に関する基本的な考え方や思想などを、皆様に分かりやすくお伝えしていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 業務統括部 |
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上席コンサルタント![]() |
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― トヨタ生産方式 ― |
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トヨタ生産方式を、かんばん方式と言う人がいる。 かんばんが、トヨタ生産方式にとって大変重要なツールだからだ。 しかし、ストアをつくってかんばんを運用すれば、ものづくりがトヨタ流に変わるわけではない。 トヨタ生産方式は、モノと情報の流れを大切にする。モノの流れは部材入手から出荷まで、短く単純な流れを追及する。 情報はモノの流れとは逆に流れ、短く単純である事は同様である。 生産革新への第一ステップとして、この流れづくりを無視できない。不要物を整理して必要なものを整頓する。 いわゆる2Sからスタートする。 工程及び工程間は、極力 間締めを行って流れを整備して、離れ小島をつくらない。 そして外注先と工場・工場と客先及び繋ぎ切れない工程間へストアを設置し、かんばんでモノと情報を繋ぎ込む。 さらに次のステップとしてものづくりを極力 平準化して、小さくつくって小さく運び、究極は1個流しへと近付ける。 この活動の繰り返しが、不可欠である。特に設備主体の工場では、設備を横持ちで稼動させる企業が多い。 モノの流れに沿って設備を配置して、縦の流れに変えていくことが重要である。 生産革新を取り組む中で、この第一ステップで挫折する企業が多い。努力無くして、ものづくりをトヨタ流に変えることは できない。経営トップの拘りと強いリーダーシップ、そして失敗を恐れない全従業員の弛まぬ日々の努力が不可欠である。 トヨタ生産方式は、一人一人が自律的に職務を遂行する事のできる、人改革でもある。 以上 |
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